令和6年6月3日の代議員会において、第11代長崎東高同窓会会長にご選任頂きました25回生の塚﨑寛です。
東高同窓会の目的である「会員相互の親睦を図る」「母校の発展に寄与する」ため、皆さまと共に全力で取組んで参る所存であります。
本年は、年初から未曽有の災害や痛ましい事故が相次ぎ、波乱の幕開けとなりました。被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、日本経済は株価が最高値を更新するなど回復の兆しを見せ、実質賃金の上昇も期待される等明るい要素が出て参りました。ロシア・ウクライナ情勢や原油価格の高止まり等を要因とした物価高の行方も懸念されますが、総じて良い方向へ向かっていくものと期待しております。
我が県におきましても、「長崎スタジアムシティ」を主軸に、100年に一度の大規模再開発が進んでいます。また、既に開設されたMICE拠点「出島メッセ長崎」や新たな陸の玄関口となるJR長崎駅の新駅舎が順次完成する等、その変化は目に見える形となってきました。
しかしながら、他県への流出等で人口減少が続いています。この大変革を起爆剤に、県内に留まる若い方が増加するような取り組みで、かつての賑わいを取り戻すことが必要です。永い伝統を誇る長崎東高同窓会としても、あらゆる業界や分野で活躍されている同窓生の皆さまの力を結集し、郷土発展に貢献できるよう活動して参りましょう。
同窓会の活動については、まずは平成30年の「創立70周年記念同窓会総会・祝賀会」以降、コロナ禍を理由に度々延期されてきた「同窓会総会・懇親会」の開催実現へ向け、検討して参りたいと思っております。コロナ禍を経て、私たちの生活様式や考え方は大きく変化しました。同窓会総会の在り方や若い回生の求める同窓会組織の在り方等、改めて考える機会でもあると考えます。
ぜひ、闊達な意見交換を行ない、次世代へ受け継がれる組織を目指しましょう。
母校は、平成15年に中高一貫校、また、平成27年の国際科新設に伴いSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)研究指定校となりました。引き続いて令和2年度に「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」のカリキュラム開発拠点校に指定され、先進的で特色ある教育活動を実践し、成果を挙げて参りました。今後も引き続き、在校生が国内外の多様な文化や価値観を学ぶ機会を多く持てるよう、同窓会としても積極的に支援し、「ともによき世を創る」仲間を育成できるよう尽力したいと考えております。
皆さまのご協力をよろしくお願い申し上げます。